戦後名古屋市の社会科教育はどのように始まり、展開していったのか

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	戦後名古屋市の社会科教育はどのように始まり、展開していったのか

出井伸宏著

定価：本体2000円＋税
B５判／99頁
発刊日 2025年12月1日
ISBN番号 ISBN978-4-654-02417-9

戦後の混迷のなか誕生した社会科に対し，地域の特色を生かした初期社会科の授業プラン（名古屋プラン）作成の大きな力となった「名古屋市社会科同好会」の今日までの活動をまとめた労作。

こんな方にオススメ
	・終戦直後の社会科誕生期の名古屋市社会科同好会をはじめとする名古屋市の社会科教育の動向を知りたい方。・戦後の社会科教育の貴重な史料を見たい方。

	目次

プロローグ
１はじめに
２名古屋市社会科の出発
(1)名古屋で最初の社会科講習会開催
(2)ジョン・デューイの教育理論の学び合い
(3)「新教育を語る会」の始まりと主活動
(4)社会科副読本としての郷土文庫の刊行にも力を注ぐ「新教育を語る会」
３名古屋市社会科教育研究の展開
(1)「名古屋市小学校社会科作業単元」の作成
(2)「名古屋プラン」の作成
(3)「改訂名古屋プラン」の作成
(4)名古屋市社会科研究会編集の「昭和27年（1952）度社会科教育課程」の発行
(5)郷土資料作成，現場学習の研究に力を入れる社会科同好会　
(6)青表紙「名古屋市社会科教育課程」の完成　
(7)名古屋市社会科研究会による「小学校第四学年・第三学年の社会科指導の手引書」作成　
(8) 研究指定校や名古屋市教育研究員の社会科研究　
４おわりに
注　
参考・引用文献　
付録1　岡崎武氏が同好会のあゆみに投稿した「社会科15年史」　
付録2　戦後の全国的な社会科教育の動きと名古屋市の社会科教育の動き　
付録3　名古屋市社会科同好会のあゆみ年表　

	著者紹介

	● 出井伸宏著
		昭和38年名古屋市生まれ。昭和62年3月愛知教育大学小学校教員養成課程社会科歴史教室卒業。62年4月から名古屋市で小学校教諭としてスタート。平成15年から名古屋市社会科研究会役員を務め，平成19年文部科学大臣優秀教員表彰をうける。平成24年から名古屋市で校長として勤務。平成26年から名古屋市教育委員会指導室で指導主事，主任指導主事を経て，平成29年4月より名古屋市教育センター研究調査部長を４年間務める。現在、至学館大学健康科学部こども健康・教育学科教授（2024.4～）。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士前期課程高度専門職業人養成コース・教師教育学領域修了（2023.3.27），修士（教育）。2025年（令和7年）名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程3年次在学中。